- コネクタ
低背・省スペースコネクタのご紹介
ノートパソコンの内部接続に多数採用されている低背・省スペースのFPC/FFC用コネクタや基板対基板コネクタなどをご紹介します。
概要
ノートパソコンは持ち運ぶ機会が多いことから、小型・軽量タイプが多いです。そうしたノートパソコンのデザインや多機能化により、ディスプレイ、サブボード、キーボード、各モジュールなどの機器内の接続箇所に、低背かつ省スペースのFPC/FFC用コネクタや基板対基板コネクタが求められます。
京セラでは、低背かつ省スペースの製品に加え、堅牢性・作業性を向上させた製品のラインアップを多数ご用意しております。
開発の背景
ノートパソコンには多種多様のコネクタが搭載されるため、組み立て作業が複雑です。 組み立て作業中、操作ミスによるコネクタ破損も発生しやすいことから、破損しにくいコネクタが求められます。
そうした要求に応えるため、操作ミスにも耐えうる機構を施したり、ワンアクションでフレキを嵌合できる作業性を向上させたFPC/FFC用コネクタや、ずれた位置で嵌合しても破損しにくい基板対基板コネクタの開発を行いました。
特長
操作ミスをしても破損しにくい設計構造
ノートパソコンの生産現場では様々なメーカーから多種多様な形状のFPCコネクタが出ているだけでなく、近年セット基板にフロントフリップ/バックフリップコネクタが混在して置かれることが多いため、作業者が操作ミスをするケースが増えています。
そこで、操作ミスをしても破損しにくい設計構造にすることで、生産現場におけるコネクタの破損トラブル解決に貢献します。
推奨製品例:6809シリーズ 製品検索 カタログ(457KB)
堅牢性と嵌合時の挿入性を向上させた設計構造
高い堅牢性
基板対基板コネクタのリセプタクルの内側には金具が取り付けられており、破損しにくく堅牢性が高い構造となっています。また、製品両端の外側金具により、ずれた位置からの嵌合による破損を防ぎます。
嵌合時の挿入性向上
コネクタ嵌合面の凹凸が少ないフラットな形状により、挿入性の向上に貢献しています。
推奨製品例:5897シリーズ 製品検索 カタログ(1.3MB)
製品ラインアップ
ノートパソコン搭載コネクタ例
FPC/FFC用コネクタ | |||||
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シリーズ | |||||
極間隔(ピッチ)(mm) | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.4 | 0.5 |
基板上高さ (mm) | 0.95 | 0.95 | 0.85 | 1.2 | 0.9 |
奥行き (mm) | 2.7 | 2.7 | 3.7 | 4.9 | 3.5 |
極数 | 21~71極 | 11~61極 | 9~61極 | 14~76極 | 3~6極 |
定格電流 | 0.2A | 0.2A | 0.2A | 0.4A | 0.4A |
製品カタログ |
FPC/FFC用コネクタ | |||||
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シリーズ | 6817シリーズ | ||||
極間隔(ピッチ)(mm) | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
基板上高さ (mm) | 0.9 | 0.93 | 1.28 | 1.5 | ST:5.32 |
奥行き (mm) | 3.7 | 3.75 | 4.64 | 4.05 | ST:2.9 |
極数 | 3~13極 | 4~40極 | 4~32極 | 5~30極 | 10~50極 |
定格電流 | 0.4A | 0.5A | 0.5A | 0.4A | 0.5A |
製品カタログ |
基板対基板コネクタ | 電源接続用途 | |||||
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シリーズ | ||||||
極間隔(ピッチ)(mm) | 0.35 | 0.35 | 0.35 | 0.35 | 0.4 | 0.35 |
基板間高さ (mm) | 0.6 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.9 / 1.5 / 2.0 | 0.7 |
奥行き (mm) | 1.95 | 2.3 | 2.3 | 2.4 | 2.4 | 2.2 |
極数 | 6~60極 | 40~60極 | 78極 | 10~48極 | 10~70極 | シグナル: 2, 4極 |
定格電流 | シグナル:0.5A (~40極) | 0.3A | 0.3A | 0.3A | 0.3A | シグナル:0.4A |
製品カタログ |