概要
スマートウォッチが多機能化してきたことで、各種モジュールでの様々な接続が必要となってきました。
例えば、バッテリー接続やディスプレイ接続、メイン-サブ基板接続に加え、多くのセンサ接続にFPC用狭ピッチコネクタや基板対基板コネクタ、バッテリー用コネクタが使用されております。
京セラでは小型・低背タイプのFPC用狭ピッチコネクタ、基板対基板コネクタ、バッテリー用コネクタのラインアップを多数ご用意しております。
開発の背景

スマートウォッチはヘルスケア、運動の測定、通知の確認、電子マネーでの支払い、写真撮影、スケジュールの管理、現在地の確認など、様々なシーンで使用することができ、今後も市場の拡大が見込まれています。
そのスマートウォッチの機器内に内蔵される電子部品には、形状・デザインから小型化、薄型化が要求されます。
その要求に応えるため、基板対基板コネクタでは0.35mmピッチ、嵌合高さ0.6mm、FPC用コネクタでは0.2mmピッチ、製品高さ1.0mm以下の製品を開発しました。
FPC用狭ピッチコネクタの特長

- 高いFPC保持力を実現
FPC嵌合時にアクチュエータに設けた突起部がFPC切り欠きに嵌合することにより、少極(3~6極)であっても高いFPC保持力を実現しました。 - 豊富なバリエーション
フロントロック、バックロック、上接点、下接点、両面接点など、豊富なバリエーションを取り揃えております。
基板対基板コネクタの特長

- 堅牢性を強化
狭ピッチ、低背化に伴うコネクタ強度の低下を、堅牢形状により補強します。また、嵌合作業時の位置ずれによるコネクタ破損を防ぎます。 - 金具通電5A、省スペース化に貢献
金具に通電機能を持たせることで、電源ピンとして使用していた信号ピンを集約し、省スペース化に繋がります。