1. ホーム
  2. 製品情報
  3. 電子部品
  4. 技術紹介
  5. ショットキーバリアダイオード
パワー半導体

ショットキーバリアダイオード

sbd_mv_pc.png sbd_mv_sp.png

ショットキーバリアダイオードとは、PN接合ではなく、金属電極と(n型)半導体接触によって生じる電位障壁(ショットキーバリア)を利用したダイオードです。
一般的なPN接合のダイオードと比較して、順方向電圧 (VF) 特性が低く、逆回復時間(trr)が短いため、スイッチング動作に適しています。 ただし逆電流 (IR) は従来のPNダイオードより大きくなります。

LinkedinLinkedinLinkedin

特徴

sbd

①順方向電圧 (VF) 特性が低いが、逆電流(IR)が大きい。

左図のようにPN接合のダイオードに比べてVFが非常に小さいため、順方向の損失が小さく高効率です。
一方、逆電流(IR)が大きくなる特性となります。

sbd

②逆回復時間(trr)が短い

逆回復時間(trr)が短く、高速でのスイッチングが可能です。

 

ワンポイント用語解説ワンポイント用語解説

京セラ電子部品公式マスコットキャラクターえれたん えれたん紹介ページはこちら

逆回復時間(trr)とは?
順方向通電状態から逆方向にスイッチするときに、逆阻止能力を回復するまでの時間。

図解はこちら(電子部品用語集)

ダイオードの使い分け

一般的な電源回路の場合、高周波(200kHz)で低圧なものに適しています。

sbd