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小型差動出力発振器のご紹介

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高速・大容量通信に欠かせない「ネットワーク通信、光モジュール向け水晶発振器」をご紹介します。

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市場の傾向

5G通信を支える重要な役割として、有線のバックボーンがクローズアップされています。
特に5Gネットワークとつながるコアネットワーク、サーバ、データセンターでは、通信の情報量増大に伴うバックボーンのデータ伝送速度アップ(100G / 400G / 800Gbit/secへの対応)が必要となり、大容量伝送を支える光モジュールの需要が増大しています。

こうした状況下で、水晶デバイスには【高周波・低ノイズ・小型】といった特性が求められ、その要求に応えるべく小型差動出力発振器を開発しました。

 

ワンポイント用語解説ワンポイント用語解説

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バックボーンとは?
大規模な通信ネットワークにおける高速・大容量のネットワーク回線です。通信事業者間や拠点間、国家間などで使用され、基幹回線網とも呼ばれます。

差動出力発振器とは

CMOS出力発振器と差動出力発振器の違い

CMOS出力発振器が1波出力であるのに対し、差動出力発振器は2波出力です。
その2本の信号レベルの差が、論理値(+ or -)を決定します。

CMOSとの違い

 

差動出力発振器のメリット

大容量伝送が可能

低電圧動作のため信号の立上り・立下り時間が非常に早く、高周波化が可能です。すなわち、大容量伝送が可能となります。

立上り・立下り時間が早い

 

ノイズに強い

ノイズが印加された場合でも、レシーバ側では相殺されます。つまり、ノイズに強いです。

ノイズに強い

 

ワンポイント用語解説ワンポイント用語解説

ノイズに強いとは?
電子ノイズや温度冷却用ファンからのノイズによって、発振器からの信号が乱れてしまうことがあります。ノイズが多いと通信エラーや信号伝達の遅延が発生し、低容量・低速通信になってしまいます。
そうしたノイズに強いことで信号が乱れにくく、高速・大容量通信が可能になります。

 

お問い合わせ

用途

5G基地局、ネットワーク通信、光モジュール、サーバ、データセンター

5G基地局
ネットワーク通信
データセンター

京セラの新しい小型差動出力発振器

差動・小型・高周波・低ノイズを実現

周波数 100 / 125 / 156.25MHz
周波数安定度 詳細についてはお問い合わせください
動作温度範囲 -40 ~ +85℃
-40 ~ +105℃
出力形態 LV-PECL / LVDS / HCSL
Vdd : 1.8V / 2.5V / 3.3V
※1.8V対応はLVDS/HCSLのみ
ジッタ 0.05ps typ.
LV-PECL 156.25MHz
@BW:12K ~ 20MHz
外形 2.0x 1.6mm / 2.5x2.0mm / 3.2x2.5mm

 

量産予定:CY25. 1月以降

サンプル対応中です。

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