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業界最小※1210サイズで低電圧0.9V駆動を実現した超小型クロック用水晶発振器

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クロック用水晶発振器において、業界最小サイズながら、従来品比約50%となる0.9V駆動の低電圧化を実現した「KC1210Aシリーズ」を開発しました。
本製品は、2025年9月からサンプル対応を開始し、2026年夏より量産開始を予定しています。

※セラミックパッケージを使用したクロック用水晶発振器において(2025年8月 京セラ調べ)

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製品仕様

KC1210A

シリーズ名

KC1210A

サイズ

1.25mm×1.05mm×0.5mm (MAX.)

動作温度範囲

-40~+85℃ / -40~+105℃

出力周波数範囲

9.6MHz~100MHz

出力タイプ

CMOS

周波数許容偏差※2

±25×10-6/ -40~+85ºC, ±50×10-6/ -40~+105ºC

※2初期偏差@25℃、動作温度特性、電源電圧変動、負荷容量変動、 経年変化1st yr@25℃、振動・衝撃を含みます。

電源電圧

0.8~1.8V

消費電流

3.5mA (Max.) / 50MHz, 0.9V, CL=15pF

サンプルリクエストはこちらから

特長

業界最小サイズ(1.25mm×1.05mm×0.5mm MAX.)の超小型・低背

当社独自の小型素子設計技術により、諸特性と小型化を両立し、当社従来品(KC2016K)比、面積約60%減の1.31mm2 max.を実現。体積は約1/4となり機器の高機能化による高密度実装にも貢献致します。


 

従来品比約50%の低電圧0.9V駆動を実現

新型の低電圧駆動発振ICの採用により、電源電圧を当社従来品比約50%の低電圧0.9V駆動を実現しました。その結果、消費電力も従来品と比べて約50%削減できる見込みであり、今後さらなる消費電力の増加が予想されるスマートフォンやウェアラブルデバイスにおいて、省電力化に大きく寄与いたします。

製品比較

開発の背景

AI機能を搭載したスマートフォンやウェアラブルデバイスの普及に伴い、高速通信や大容量データ処理といった高機能化が進んでいます。
しかし、機器の高機能化は搭載部品点数と消費電力を増加させ、その結果、バッテリーの消耗や充電頻度の増加といった課題が顕在化しています。

その解決策として小型かつ低電圧駆動の発振器の需要が高まっており、この市場のニーズに応える製品として、当社は「KC1210Aシリーズ」を開発しました。

開発の背景

用途

・スマートフォン  ・VRゴーグル  ・ウェアラブルデバイス  ・IoTモジュールなど

AIスマホ
ウェアラブル
VR
IoT