- タイミングデバイス
超小型クロック用水晶発振器 低電圧シリーズを拡充
クロック用水晶発振器において、0.9V駆動の低電圧対応の1210サイズに加え、1612サイズを新たにラインアップしました。
本製品のサンプルは対応を開始しており、量産開始は2026年春を予定しています。
製品仕様
シリーズ名 | KC1612A |
|---|---|
サイズ | 1.65mm×1.25mm×0.7mm (MAX.) |
動作温度範囲 | -40~+85℃ / -40~+105℃ |
出力周波数範囲 | 9.6MHz~100MHz |
出力タイプ | CMOS |
周波数許容偏差※ | ±25×10-6 / -40~+85ºC, ±50×10-6 / -40~+105ºC |
電源電圧 | 0.8~1.8V |
消費電流 | 3.5mA (Max.) / 50MHz, 0.9V, CL=15pF |
特長
京セラの低電圧駆動発振器 KC1210Aシリーズで培った、小型素子設計技術による小型化対応能力を1612サイズにも展開し、従来品比約50%の低電圧0.9V駆動を1612サイズにおいても実現しました。

対象製品を同条件で比較
データは全て京セラ調べ
●ワンポイント用語解説●
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低電圧駆動のメリットは?
駆動電圧が下がると消費電流が減り、全体の消費電力が低くなることで、省電力化に大きく寄与します。
なぜいま、低電圧駆動の発振器が必要?
デバイスへのAI機能の搭載に合わせ、高速通信や大容量データ処理といったデバイスの高機能化が進んでおりますが、同時に搭載部品点数と消費電力の増加、バッテリーの消耗といった課題も起きています。そこで、省スペースかつ省電力という強みを持つ、小型で低電圧駆動の発振器の需要が高まっています。
用途
スマートフォン、AR / VR、ウェアラブル、IoTモジュール、産業機器など