電子部品用語集
タイミングデバイス
Electromagnetic Compatibilityの略。電子機器が発するノイズが周囲に影響を与えず、周囲のノイズの影響も受けないこと。(電磁両立性)
Electromagnetic Interferenceの略。電子機器が発する電磁波がノイズとして他の電子機器の動作に影響を及ぼすこと。(電磁妨害)
Electromagnetic Susceptibilityの略。周囲の電子機器が発するノイズにより動作に影響が表れること。(電磁感受性)
Parts Per Millionの略。100万分の1。水晶の精度表記に用いる。
Surface Mount Deviceの略。SMT(表面実装)用の部品をSMDという。
Surface Mount Technologyの略。電子部品をプリント基板に実装する方法の1つ。プリント基板表面にはんだを塗り部品をマウントし、リフロー炉を通してはんだを溶かす実装方法。
振動時の内部摩擦や水晶チップの支持系の機械的な損失、音響損失といった振動エネルギーの損失成分。直列抵抗値のこと。
温度制御または温度補償をしていない水晶発振器。発振器の周波数温度特性は内部の水晶振動子に依存する。
関連製品 クロック用発振器(SPXO)
半導体の要素技術である露光技術を応用し、微細なパターンをウエハ上に転写し構造体を作って行く技術。高精度、大量生産が特長。
電子部品をプリント基板に付ける際、基板に塗ったはんだを炉で溶かして電子部品を取り付ける方法。
水晶振動子の電極間容量であり、振動子の厚みと電極面積により決定される。
これらの等価定数は振動子の電極の厚みや面積等により変化し、一般的に小型の水晶振動子ほどC1は小さくなり、L1とC1は反比例の関係がある。
スペックの場合:周囲温度の変化に伴い周波数が変動する量の規格。
現象の場合:周囲温度の変化に伴い周波数が変動する量。
規定状態で水晶発振器が動作しているときの発振周波数と規定公称周波数との最大許容偏差。
水晶のX軸に垂直な面を押すことで、表面に + の電荷が発生し、水晶表面を引っ張ると - の電荷が発生すること。
石英という鉱物が六角柱状に結晶化したもので、無色透明。水晶は、圧力が加わると電気が発生するという性質(圧電効果)を持っている。
水晶を振動させ、出力を得る為の機能が付いたモジュール。 電圧を加えるだけで安定出力を得られる。
温度補償回路を付加して、周囲温度の変化による周波数の変動を少なくなるようにした水晶発振器。
関連商品 温度補償型水晶発振器(TCXO)
等価回路の直列アームのインダクタンスで、この値が大きいとQ が高くなり発振の安定度が増加
この値が大きいほど負荷容量の変化に対して周波数変化は大きくなる。
そのため、高安定度の発振器にはC1を小さく、またVCXOのように周波数の変化を大きくしたい場合はC1を大きな値に設計する場合がある。
等価回路の直列アームの抵抗で、アドミッタンス円線図におけるコンダクタンスが最大となる抵抗値。
振動子が振動する際の内部摩擦や水晶チップの支持系の機械的な損失による抵抗で、一般的にこの値が小さいほど振動子としては優れています。クリスタルインピーダンスのこと。
クリスタルインピーダンスのこと。
マイナスの抵抗値を持つ電子回路(電圧を増やすと通常とは逆に電流が減少する回路)のことを「負性抵抗」のある回路と言う。水晶発振回路では、水晶の持つ抵抗分を相殺するだけの負性抵抗(ーR)があると、水晶が発振し続ける状態が現れる。その結果、水晶が発振する現象が持続し、つまり、負性抵抗が水晶の抵抗を打ち消すことで、水晶が安定して振動し続けることができるということ。
水晶振動子の負荷時共振周波数(fL)を決定する実効的な外部容量。
振動子に負荷容量を直列に接続した状態での共振周波数のこと。
水晶のX軸に垂直な面に電界を与えると、水晶が縮んだり伸びたりすること。
外部からの制御電圧によって、出力周波数を可変または変調できる水晶発振器。
関連製品 電圧制御水晶発振器(VCXO)