輸送上の取扱い
積層セラミックチップコンデンサ使用上の注意事項
輸送・保管上の一般的扱い
輸送上の取扱い
コンデンサを輸送する場合に条件によって性能に影響を与える場合があります。 輸送する環境条件などを確認する必要があります。
輸送中の極端な温度、湿度及び機械的な力に対してコンデンサを保護してください。(テープ、バルクケースなどの選定した包装形態のものも含みます。)
カタログ又は納入仕様書に記載がない場合は、次の条件を満足してください。
- (1) 気象条件
次の条件によるほか、 JIS 60721-3-2の分類2K2によります。
-温度の変化 空気/空気:-40℃/+30℃
-低気圧:30kPa 以上
-気圧変化の速度:6kPa/min - (2) 機械的条件
JIS C 60721-3-2の分類2M1によります。
輸送は、箱が変形せず、また内部包装物に直接力が伝わらない方法で行います。 - (3) 総輸送時間
総輸送時間は、可能な限り短くし、10日間を超えないようにしてください。
ただし、総輸送時間には管理された保管条件に置かれている時間を含みません。
コンデンサに過度の振動、衝撃、圧力を加えないでください。
- (1) コンデンサの本体はセラミックスなので、過度の機械的衝撃や圧力が加わると、破損やクラックが発生する場合があります。
- (2) コンデンサ表面に鋭利なもの(ドライバ、はんだこて、ピンセット、シャーシのエッジなど)が強くあたるとショートなどになる場合があります。
落下などによって、過度の衝撃が加わったコンデンサは使用しないでください。
落下したコンデンサは、既に品質が損なわれている場合が多く、故障危険率が高くなる場合があります。