GNSS向けタイミングデバイス・SAWデバイスのご紹介

GNSSとは

GNSSとは、「Global Navigation Satellite System」の略で、「全地球航法衛星システム」とも呼びます。地球の上空数万kmを周回する人工衛星と通信し、地球上のどの場所にいるかを正確に割り出す機能を持っています。

GNSSには、GPS（アメリカ）、Galileo（EU）, GLONASS（ロシア）, BeiDou（中国）などがあります。

GNSSはスマートフォン、ウェアラブル、IoT、車載テレマティクスなど幅広い用途で使用されており、そこにはTCXOと呼ばれるタイミングデバイスや、小型で高精度なSAWデバイスが使用されます。

タイミングデバイス（TCXO）

京セラ独自のフォトリソ、CVM技術により、GNSS向けに適した高精度なTCXOを実現します。

特長

安定した周波数温度特性　±0.5ppm
小型パッケージ 1.6mm x 1.2mm
安定した供給体制（業界シェアNo.1^※）

※調査会社レポートに基づく当社推計

用途

スマートフォン、ウェアラブル機器、IoT、車載テレマティクスなど

KT1612A / KT2016Kシリーズ

特長

サイズ	1.6 x 1.2 x 0.55 (max.) mm 2.0 x 1.6 x 0.80 (max.) mm
周波数	26MHz, 38.4MHz, 52MHz
使用温度範囲	-40 ～ +85℃
周波数温度特性	+/-0.5ppm（@-40 ～ +85℃）
電源電圧	1.8 ～ 3.3V

用途

スマートフォン、ウェアラブル、IoTモジュールなど

強み

高い周波数安定度
十分な生産能力

製品検索

KT1612Aシリーズ　　 KT2016Kシリーズ

開発中　AEC-Q200対応

特長

サイズ	2.0 x 1.6 x 0.80 (max.) mm
周波数	26～76.8MHz
使用温度範囲	-40 ～ +125℃
周波数温度特性	+/-0.5ppm（@-40 ～ +105℃）
電源電圧	1.68 ～ 3.63V
その他	AEC-Q200 / Q100 グレード2 対応可 MSL 1 RoHS, REACH準拠

用途

車載（V2X、Wi-Fi^®、GNSSなど）

Wi-Fi^®はWi-Fi Allianceの登録商標です。

サンプル対応

CY23.10月予定

サンプルに関するお問い合わせ

開発品データ

データは全て京セラ調べ

温度補償型水晶発振器（TCXO）製品検索

水晶デバイストップページ

SAWデバイスとRFソリューション

京セラ独自のTC-SAW技術

京セラは、様々な市場にSAWデバイスとRFソリューションを提供しています。スモールセル用およびCPE用SAWデュプレクサも近年ラインアップに追加しました。

独自のTC-SAW技術で、無線通信技術の進化をこれからも支えていきます。

TC：Temperature Compensated=温度特性補償

●ワンポイント用語解説●

京セラ電子部品公式マスコットキャラクターえれたん　えれたん紹介ページはこちら

スモールセルとは？
携帯電話基地局の種類の一つです。通常の基地局（マクロセル）を補完するために用いられ、出力が小さく、カバー範囲も狭いです。さらに、出力の違いでマイクロセル、ピコセル（ナノセル）、フェムトセルに分けられます。

CPEとは？
通信サービスを受けるための機器のうち、サービス加入者の自宅やオフィスなどに設置されるものです。電話機、ケーブルモデム、ホームルーターなどがそれに当たります。Customer Premises Equipment（顧客構内機器）の略です。

京セラ独自のTC-SAW技術について詳しくはこちら

特長

低インサーションロス
高減衰特性
業界標準のピンレイアウトに対応した小型サイズ：1.4 x 1.1mm、1.1 x 0.9 mm

電気的特性に優れ、小型化・軽量化だけでなく、さらに低ロス化・高減衰を実現しました。

用途